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Arne Jacobsen(ヤコブセン) 置き時計 Table Clock Station, 1943ヤコブセン作品で至玉のテーブルクロック復刻シリーズが実現!
近代デンマークデザインの象徴、アルネ・ヤコブセンがLK、ROMANの次に手掛けた「STATION」は、スタンダードなフォントを使用し、ドイツの技術規格に基づき制作されました。このデザインを高く評価したLK社は、デンマークの鉄道の駅で使われるクロックにもこのデザインを採用。国内の鉄道駅にヤコブセンのデザインが普及しました。
ARNE JACOBSEN(アルネ・ヤコブセン)について
アルネ・ヤコブセンは、デンマークが生んだ、20世紀でもっとも影響力の大きい建築家兼デザイナーであり、今日のモダンな北欧デザインの原型を作り上げたデンマークデザインの父と呼ばれる人物です。
世界ではじめて背座一体の3次曲面を実現した「アントチェア」や、美しいラインの「セブンチェア」、身体を包み込む緩やかなカーブを描く「エッグチェア」などはあまりにも有名で、時を越え今もなお世界中の人々を魅了し続けています。 ヤコブセンがデザインした椅子は、日本でもカフェや美術館などでよく見かけることができます。
1927年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業後、1929年、円をモチーフにモダニズムの形式をとった「未来の家」の発表を機に、建築界にその名を馳せることになる、ヤコブセン。 1932年には海水浴場をはじめ、時代の最先端を行く集合住宅、劇場、レストランなど、白く輝くモダンな建築群「ベルビュー・ビーチ」の大規模なリゾート計画を手がけました。 1950年からはデンマークの家具メーカー“フリッツハンセン社”とともに家具デザインを開始し、1952年発表のアントチェアをはじめ、セブンチェア、スワンチェアなど、数々の傑作を作りあげました。
トータルデザインという名の完璧主義に基づき作られる作品は、建物だけでなく、家具およびその他のインテリアに至るまで統一したテーマのもとにデザインされています。
「SASロイヤルホテル(1960年)」とともに設計された「エッグチェア」や、「デンマーク国立銀行(1971年)」の設計時に作られた「バンカーズクロック」は、ヤコブセンの哲学が見事に花開いた傑作です。
「美しいものを作るのではなく、必要とされているものを作る」というヤコブセン自身の言葉通り、生み出すプロダクト全てが計算し尽くされており、それらが半世紀以上経過した今でもデンマークのみならず世界中で高い評価を得ているのは、クリエーターとしての視点とユーザーとしての視点を高次元で具現化しているからと言えるでしょう。 |