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ブランドで検索 > ARNE JACOBSEN > Jacobsen(ヤコブセン)掛け時計 Cityhall Clock 210mm ,1956 商品詳細
Jacobsen(ヤコブセン)掛け時計 Cityhall Clock 210mm ,1956近代デンマークデザインの象徴、アルネ・ヤコブセンの初期モデル。
ルネ・ヤコブセンのキャリアの初期にあたる1956年、自然の中に溶け込んだ直線的な建物との絶妙なコントラストが美しい「ルードブレ市庁舎」を設計した際に手掛けたウォールクロック「City Hall」。
凸面ガラス仕様とアルミのヘアライン仕上げのコンビネーションが非常に美しいです。磨き抜かれたポリッシュケースと50年代らしい一切の無駄を排除した、緻密でミニマリズムを有するクールなデザインが、モダニズムを代表した作品となっています。
デンマークの伝統的なデザインを踏襲し育むことに努めているROSENDAHL社は、数年来海外の製造業者に委ねられていたデンマークの誇りとも言える3つのヤコブセンクロックの製造権を獲得し、同時にこのウォールクロックをオリジナルデザインに忠実に甦らせることを責務とした再興プロジェクトを立ち上げました。ヤコブセンのスタイルそして信念を100%忠実に守っていることを保証するために、ROSENDAHL社は「Roman」の設計図及び「Bankers」「City Hall」の現存するオリジナルクロックを入手し、そして、亡きヤコブセンの意思を継ぐ後継者の一人である建築家のテイト・ヴァイラント氏を監修に招き、共同制作のもと実現しました。
一体型を実現した文字盤や、美しく弧を描くミネラルガラスとステンレスケース、裏蓋、色などに、テイト氏のこだわりが色濃く感じられます。 サイズ: 直径21cm 材質: ケース・裏蓋:アルミニウム、フロント部:ミネラルガラス ムーブメント:日本製クオーツ メーカー:ローゼンダール社 デザイナー: ARNE JACOBSEN
ARNE JACOBSEN(アルネ・ヤコブセン)について
アルネ・ヤコブセンは、デンマークが生んだ、20世紀でもっとも影響力の大きい建築家兼デザイナーであり、今日のモダンな北欧デザインの原型を作り上げたデンマークデザインの父と呼ばれる人物です。
世界ではじめて背座一体の3次曲面を実現した「アントチェア」や、美しいラインの「セブンチェア」、身体を包み込む緩やかなカーブを描く「エッグチェア」などはあまりにも有名で、時を越え今もなお世界中の人々を魅了し続けています。ヤコブセンがデザインした椅子は、日本でもカフェや美術館などでよく見かけることができます。
1927年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業後、1929年、円をモチーフにモダニズムの形式をとった「未来の家」の発表を機に、建築界にその名を馳せることになる、ヤコブセン。 1932年には海水浴場をはじめ、時代の最先端を行く集合住宅、劇場、レストランなど、白く輝くモダンな建築群「ベルビュー・ビーチ」の大規模なリゾート計画を手がけました。 1950年からはデンマークの家具メーカー“フリッツハンセン社”とともに家具デザインを開始し、1952年発表のアントチェアをはじめ、セブンチェア、スワンチェアなど、数々の傑作を作りあげました。
トータルデザインという名の完璧主義に基づき作られる作品は、建物だけでなく、家具およびその他のインテリアに至るまで統一したテーマのもとにデザインされています。「SASロイヤルホテル(1960年)」とともに設計された「エッグチェア」や、「デンマーク国立銀行(1971年)」の設計時に作られた「バンカーズクロック」は、ヤコブセンの哲学が見事に花開いた傑作です。
「美しいものを作るのではなく、必要とされているものを作る」というヤコブセン自身の言葉通り、生み出すプロダクト全てが計算し尽くされており、それらが半世紀以上経過した今でもデンマークのみならず世界中で高い評価を得ているのは、クリエーターとしての視点とユーザーとしての視点を高次元で具現化しているからと言えるでしょう。 |